音楽(ピアノ)

ピアノ学習歴15年の私がオススメする、ショパンの名曲ベスト30

更新日:

突然ですが、私はショパンが好きです。好きすぎます(笑)
私は15年間ピアノを習い、社会人になった今でもレッスンに通っていますが、それはショパンの名曲を弾きたいからに他なりません。

そんなショパンオタクの私が、ショパンの名曲ベスト30を選出し、勝手にランキング付けしてみました。

評価基準は「筆者がより聴きたいと思うか」だけ(超主観的!^^;)なので、マイナーな曲もかなり入ってます。
ショパンをより深く知りたい・作業用BGMを探している等、目的に応じてご活用いただければ幸いです。
 
 
※本記事は、Youtubeの「Chopin Institute」または「ピティナ ピアノチャンネル PTNA」のいずれかのチャンネルの動画を引用しています。
 第29, 23, 22, 20, 19位は「ピティナ ピアノチャンネル PTNA」、それ以外は「Chopin Institute」です。
 


 
 

30位~21位

第30位 アンダンテ・スピアナート(アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22 より)



動画の始め~5’02頃まで(その後は別の曲)。
エチュード 作品25-1とどちらをランクインさせるか迷い、最終的にこちらにした。
どちらも同じ「癒し系」の曲だが、こちらの方が必要十分な音のみが鳴っている感じで好き。

 
 
 
第29位 ワルツ第14番 ホ短調 作品番号なし



それなりに有名な遺作のワルツ。
個人的には長調ならアップテンポ、短調ならスローテンポのワルツが好きなので、短調でアップテンポのこのワルツは好みではない。
しかし名曲であるとは思う。

 
 
 
第28位 ノクターン第8番 変ニ長調 作品27-2



ずっと夢の中にいるような旋律。
ただ、中盤~後半にかけて装飾が激しくなりすぎるのが玉にキズ。
前半部分だけならもっと上位に食い込むだろう。

 
 
 
第27位 ワルツ第4番 へ長調 作品34-3(通称:猫のワルツ)



第29位のときに「長調ならアップテンポが好き」とは書いたが、このワルツの速いテンポに乗って踊ることができるのか、いつも疑問に思う。笑
 
ちなみに「猫のワルツ」と呼ばれるようになったのは、動画の1’00頃から何度か見られる特徴的な音の上昇が、あたかも猫が鍵盤の上を走っているかのように聞こえるから。らしい。

 
 
 
第26位 ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1(通称:子犬のワルツ)



猫の次に子犬が来たが、厳格にランキングした結果の単なる偶然である。笑
 

この曲も踊れない程のアップテンポだが、ピアノを習っていれば中学生くらいで弾けるレベルである。
 
「子犬」の由来は、ショパンの恋人であったジョルジュ・サンドの子犬が、自分の尻尾を追ってぐるぐる回る姿を描写したため。らしい。
 
また(意外にも)ショパン晩年の曲で、この曲を発表した数年後にショパンは亡くなる。

 
 
 
第25位 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 第2楽章



動画では21’18~30’41頃まで。
大変美しい曲で、目を閉じれば森林の中にいるようでもある。
作業用BGMとしてもおすすめだ。

 
 
 
第24位 エチュード 作品10-5 変ト長調(通称:黒鍵のエチュード)



正直、音楽としての幅広さに関して言えば、物足りなさを感じる曲だ。
だが、それもそのはず、この曲は最上声のメロディーに黒鍵しか用いていないのだ!
ドからシまでの12種類の音のうち、たった5種類でこの美しさ。
ショパン恐るべし…。

 
 
 
第23位 ポロネーズ第3番イ長調 作品40-1(通称:軍隊ポロネーズ)



めちゃくちゃ格好いい曲。特に1’08~の部分が最高。
中学生でも弾けるようになる子はいるので、特に男の子は目標にすると良いと思う。

 
 
 
第22位 エチュード 作品25の第9番 変ト長調(通称:蝶々のエチュード)



1分ほどの短い曲だが、起承転結がはっきりあってとても好きだ。
人生を1分に例えるならこんな感じかも。

 
 
 
第21位 ピアノソナタ第3番 ロ短調 作品58 第4楽章



動画の20’49~最後まで。
出だしは「悲しい運命」を、中盤の長調部分(21:40~)は「その運命に立ち向かう強さと誇り」を感じる。
この曲をショパンが発表する数ヶ月前に、ショパンの父が亡くなっているのだが、それも曲調に影響を与えているかもしれない。

 

 

20位~11位

第20位 ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2



副題こそないが有名なワルツ。
少ない数の音だけで(=いたずらに音を重ねたりせずに)、これだけの情緒が表現できることこそ、ショパンの真骨頂だと思う。

 
 
 
第19位 ワルツ第9番 変イ長調 作品69-1(通称:別れのワルツ)



本当に哀しい時って、激しく泣いたりせず、この曲のように静かな感情になる気がする。そういう意味で、私はめちゃくちゃ好き。
 
ただ、「別れ」という副題は後付け(作曲当時の婚約者と後に別れることになったため)だと言われており、別れの悲しみにまかせて作った曲ではないらしい。

 
 
 
第18位 エチュード 作品10の第4番 嬰ハ短調



弾けたらめちゃ格好いい、情熱的な曲。
弾いたことある人からは「意外と簡単」という意見もあり、中学生くらいで弾いてる子もそこそこいるので、ピアノ中級者ならチャレンジしたいところ。

 
 
 
第17位 ピアノソナタ第2番 変ロ短調 作品35 第2楽章



動画の5’21~11’15。
モンスターが迫ってくるような怖ろしい出だしで始まり、不気味な半音階(5’56~)に翻弄され、気づいたら安寧の空間にいる(6’36~)という不思議。
ショパンの他の曲にもない、独特の魅力がある。

 
 
 
第16位 ワルツ第1番 変ホ長調 作品18(通称:華麗なる大円舞曲)



誰もが1度は聞いたことがある、華麗なワルツ。
ワルツの王道を行っており、幸せの絶頂にあるかのような明るい曲。
どこからともなく、「さあ、踊りましょう!」との声が上がりそう。

 
 
 
第15位 ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 作品26-1



あまり有名ではない曲だが、副題がついた他の有名なポロネーズ(軍隊、英雄、幻想)に引けをとらない魅力がある。
 
全体的にとても切なくロマンチックで、この一曲を聴くだけで壮大なドラマのような充足感が味わえる。

 
 
 
第14位 華麗なる大ポロネーズ(アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22 より)



動画の5’02~最後まで。
第30位のアンダンテ・スピアナートとセットで構成される曲。
5’32~のメインテーマがとても好きだ。
 
だいたい、ショパンのポロネーズと言えばそれだけで壮大なのに、それに「華麗なる大」までつけてしまうのだから、相当なハードルを掲げたものである。
それをふまえて、あえて言おう。「題名に恥じない」と。

 
 
 
第13位 エチュード 作品10の第12番 ハ短調(通称:革命のエチュード)



テレビ等でもよく流れている、「ショパン代表」と言っても過言ではない曲。
ただ、演奏者観点で見ると左手が激ムズ。
まあ、エチュードは「練習曲」という意味なので、難しくないとダメなのだけれど。

 
 
 
第12位 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 第1楽章



第25位では同じピアノ協奏曲の第2楽章を紹介したが、今回は第1楽章(動画の最初~21’18頃まで)。
5’00頃までピアノが出てこない(笑)が、逆にそれが”待ってました”感を生んでいる。
 
短調の曲だが、いつ聴いても「メロディーの悲しさ」より「曲の壮大さへの感動」が勝ってしまう。

 
 
 
第11位 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 第3楽章



動画の30’42~最後まで。
第25位の第2楽章、第12位の第2楽章に続き、またもピアノ協奏曲第1番がランクイン。
 
終始クライマックスに向けての盛り上がりが感じられる曲で、ハイライトは39’07~のファンファーレのような旋律。
第1・第2楽章から続けて聴くと、なお感動的。

 




 

10位~4位

第10位 ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53(通称:英雄ポロネーズ)



ポロネーズの中では、おそらく最も有名な曲。
 
0’32~のテーマがよく知られているが、それまでのイントロが良い味を出していることはあまり知られていない。
イントロでは、繰り返される不気味な半音階が印象的で、そこで不安にさせてこその壮大なテーマなのだ。
 
イントロなしでは、ここまでの名曲にはなり得なかっただろう。

 
 
 
第9位 エチュード 作品25の第11番 イ単調(通称:木枯らしのエチュード)



“木枯らし”というタイトルがあまりにもハマっている。
 
こんなに情熱的で、切なくて、それでいて何故か無機質的(≒白黒的と言い換えてもいい)な曲、聞いたいたことがない。
(ちなみにこの無機質感は、原則黒鍵を使わないイ短調の曲であることに由来するものだと考える。)

 
 
 
第8位 ピアノソナタ第2番 変ロ短調 作品35 第1楽章



第17位に第2楽章がランクインしたソナタの、第1楽章。
こちらは第2楽章のような不気味さはなく、ただただロマンチックで美しい。
5’21頃までが第1楽章だが、それまでの5分強は終始魅了されること間違いなし。

 
 
 
第7位 エチュード 作品10の第3番 ホ長調(通称:別れの曲)



「速い曲だけが名曲じゃない」ということを、痛いほど教えてくれる1曲。
1’30~2’21のパートは、和音(和声)の進行がとても美しい。

 
 
 
第6位 ノクターン第2番 変ホ長調 作品9-2



ショパンのノクターンと言えばこれ。
甘く切ないこの曲は、ショパンという1作曲家にとどまらず、ロマン派を代表する1曲となっている。
 
中学生でも弾ける曲だが、動画のDmitry Shishkin氏のような最上級の演奏を目指すなら、曲中の1音1音の意味まできちんと理解する必要がある。

 
 
 
第5位 バラード第1番 ト短調 作品23



アニメ「四月は君の嘘」や、フィギュアスケートの羽生結弦選手が用いたことで有名な曲。
つまり日本では2010年代にブームになったわけだが、逆に言うとそれまでは何故かフィーチャーされていなかった。
 
7’43~終わりまでのクライマックスは鳥肌ものである(「四月は君の嘘」でも名シーンだった)。
8’52の時点で十分終わりで良かったが、その後のダメ押し的フィナーレがこの曲の(いい意味での)異常さを象徴している。

 
 
 
第4位 スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31



「美しい」にも色々ある。
この曲も一言で言うなら「美しい」のだが、ショパンの他の曲の「美しさ」とは一線を画している。
 
端的に言うと、この曲には「悲しさ」がない。
短調になる部分はあっても、ずっと澄んだ美しさが維持されている。
 
個人的な印象だが、教会にいるかのような感覚にさせてくれる。

 
 

ベスト3

第3位 即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66(通称:幻想即興曲)



ランキングの趣旨的に、上位に有名どころを入れたくなかったのだが、これは入れざるを得なかった。
 
有名な冒頭部分だけでなく、1’04~3’25の中間部分に、何とも言えない唯一無二の魅力が詰まっていると考える。

 
 
 
第2位 ポロネーズ第7番 変イ長調 作品61(通称:幻想ポロネーズ)



第3位に続き「幻想」のタイトルを持つ曲がランクイン。
ショパンのポロネーズの中では長めの曲だが、それに見合うだけの魅力がつまっているので、飽きずに何度も聴ける。
 
終始リラックスした雰囲気で統一されていながら、シーンはどんどん変わっていくので、本当に夢の中にいるかのような1曲である。

 
 
 
第1位 エチュード 作品10の第1番 ハ長調



音楽は美しい。
この曲についての、率直な感想はこれだけだ。
 
もう少し音楽的な話をするなら、ほぼ分散和音だけで構成されたこの曲からは、「音楽の真髄は和音(和声)にある」という真実が導き出される。
 
ちなみに、実際に弾く際は以下も参考になると思う。
ショパン エチュード 10-1 を弾くために

 
 
 
以上、お読みいただき、ありがとうございました。
 
 
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