ショパンのエチュード10-1を弾くために、参考になる書籍・サイトをまとめました。
①「挑戦するピアニスト: 独学の流儀」 著者:金子一郎
著者の金子さんは、中学・高校の数学教師として働きながらピティナ・ピアノコンペティションソロ部門特級のグランプリに輝いた方で、書籍中の「ピアノ曲や演奏についての分析」は目から鱗の連続です。
(書籍の詳細な感想は 別記事 でまとめています。)
エチュード10-1に関しては、この本のp206~p211に、曲の和声分析結果と弾きやすくなるコツが書かれています。
その他の部分も大変参考になるので、ピアノ愛好者には特におすすめの1冊です。
② 横山幸雄氏の解説動画
以下リンク先の動画で、横山幸雄さん(1990年ショパン国際ピアノコンクール第3位)が、運指の方法などを丁寧に解説してくれます。
『ショパン』×上野学園大学コラボレーション企画|ショパンのエチュードを弾こう![横山幸雄教授のレッスン映像公開]
③ Paul Barton氏の解説動画
芸術家のPaul Barton氏(経歴等は この記事 を参照)による解説です。
難しいアルペジオを克服するための練習方法が丁寧に解説されており、実際に私もその方法で弾けるようになりました。
④ Seong-Jin Cho氏の演奏動画
2015年ショパン国際ピアノコンクールショパンコンクール優勝者の、Seong-Jin Cho(チョ・ソンジン)氏の演奏動画です。
アクセントとなる音がとても綺麗に響く(=耳に残る)演奏であり、世界最高レベルはこれほど感動的なのか、と驚愕しました。
※余談: 楽譜の選び方について
参考になる書籍・サイトという観点からは逸脱しますが、10-1の楽譜について筆者から少しだけ言及します。
(10-1に限った話では無いのですが)ショパンの楽譜は、以下エキエル版がもっともおすすめです。
理由は、ショパンと同じポーランド出身のヤン・エキエル氏によってまとめられた版で、原典(ショパンの自筆譜)にもっとも近いとされているため、ショパンの意図をよく反映しているだろうからです。
いかがでしたでしょうか。
エチュード10-1は難曲ですが、私は上記を参考にして下手なりに指が回るようになりました。
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