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芸人前夜(中田敦彦/著)の感想

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芸人前夜(中田敦彦/著, 2013年)を読みました。
その感想を書いてみたいと思います。

<本の概要>
オリエンタルラジオ(略称オリラジ)の「あっちゃん」こと中田敦彦が、芸人になるまでの半生を綴った自叙伝。

芸人としてアマチュアからプロになる(=売れていく)過程の出来事・心境の変化が詳細に記録されている。
 

<感想>
私はこの本を読み、以下3つの事について考えました。

① 裏側から見た「武勇伝」ブーム
② 「売れる」という恐怖
③ あっちゃんの先見性

以下、①~③の詳細を記載していきます。
 
 
① 裏側から見た「武勇伝」ブーム

オリラジが「武勇伝」ネタでブームを巻き起こしたのは、2004~2005年。

私は当時中学生であり、教室でネタを真似するほど「武勇伝」に魅了されていた1人でした。

通常、私のような一般人は、そのブームを表の世界(ネタ番組「エンタの神様」など、観る側に公開されている情報)からしか観測できません。

言い換えると、「武勇伝」ネタを完成させ、既に売れてしまったオリラジしか知ることができないということです。

しかし、この本では「武勇伝」ブームの裏側が記されています。

例えば、相方藤森との出会い・「武勇伝」が生まれた背景・「武勇伝」までのオリラジのネタの変遷・当時のNSC(吉本総合芸能学院=吉本興業の芸人養成学校)でのオリラジの扱い・「武勇伝」を初披露した際のNSC講師の評価・売れる途上での初体験(テレビ局・M-1準決勝)、etc。

当時のブームの裏で様々な要素が絡み合っていたことがわかり、とても興味深かったです。
 

 
② 「売れる」という恐怖

この本では、ただのNSC生だったオリラジが「武勇伝」ネタで売れ始めた際に、あっちゃんが感じた恐怖が記されていました。

これは(生意気ですが)、私もブログを運営していて共感するところがありました。

というのもブログを続けていると、いきなりアクセス数が伸び始める瞬間があるためです。

ブログ開設当初は全然アクセスがないので「アクセス数伸びないかなー」と思っていたのですが、いざアクセス数が増え始めると私も恐怖を感じました(勿論、オリラジほどの国民的人気はないですが 笑)。

これは、以前と比較にならないほどの方に見て頂けるようになり嬉しい半面、公開情報としての責任(例: 面白い記事を書かなきゃ!)が重くなる気がしたからだと考えます。

あくまで推測にすぎませんが、私が感じたその気持ちの延長線上にあるのが、当時のあっちゃんの気持ちなんだろうと思いました。
 
 
③ あっちゃんの先見性

この本を読んで気になったのは、オリラジと同期の芸人のエピソードです。

具体的には、フルーツポンチ村上・はんにゃ金田・少年少女(2017年現在は解散)といった芸人の名前が挙がっていました。

このうち村上と金田については、出版当時の2013年に既に全国的ブレイクを果たしていたため、「読者が興味を持つであろう」という観点から記載された可能性が少なからずあると考えました。

一方、少年少女に関しては、本当にあっちゃんが面白いと感じたコンビなのだと推察しています(余談ですが、以前イロモネアの特番か何かで、私は少年少女のネタを見たことがあります。ツッコミが独特で不思議な世界を作っており、面白いと感じました)。

ここで個人的で勝手な意見となるのですが、少年少女以外にも「今は売れていないけど、面白いと思っている芸人」を本の中で挙げてほしかったです。

というのも、あっちゃんの先見性の有無が分かり、もっと面白かっただろうからです。

オリラジの同期には、他にもトレンディーエンジェル・あかつなど、2017年現在までに全国的にブレイクしている芸人がいます。それが予言されていれば凄かったな、と思っています。

 
以上が感想となります。

舞台裏での芸人の姿・オリラジの素顔など、通常は知ることができない世界を垣間見れますので、おすすめの1冊です。

よろしければ是非読んでみてください!

 

(日本語) kanren_kijishita

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