和声記号って、ローマ数字とか○とか7とか9とか斜線とか、色々要素が組み合わさっていて、
あーややこしいぃーーーーーっ!!!
ってなりますよね。
私も勉強し始めた時はめんどくさすぎて死にそうになったので、この記事では(多分)サルでもわかるように各要素の意味をまとめてみました。
今回はその第3回として、第1回・第2回の続きを解説していきます。
⑧左の+ … 第3音の半音上げ
⑨左の- … 根音の半音下げ
⑧左の+ … 第3音の半音上げ
・+I(ピカルディのI)
・+IV(ドリアのIV)
ローマ数字の左に+がついた場合、もとの和音の第3音を半音上げます。
短調のIとIV以外で使われるところは、(私は)見たことがありません。
+Iは別名「ピカルディのI」(曲の終わりに用いられることが多い)、+IVは別名「ドリアのIV」と呼ばれます。
⑨左の- … 根音の半音下げ
・-II(ナポリのII)
ローマ数字の左に-がついた場合、もとの和音の根音を半音下げます。
短調のII以外で使われるところは、(私は)見たことがありません。
また、-IIは別名「ナポリのII」と呼ばれます。
いかがでしたでしょうか。
和声記号の解説記事(全3回)はここまでです。
お読みいただき、ありがとうございました。
■実際の曲での和声分析例
・「インベンション 第4番 BWV 775」(バッハ 作曲)
・「花のワルツによるパラフレーズ」
・「ソナチネ 第1楽章」(ラヴェル 作曲)