お笑い賞レース感想

M-1グランプリ2010 感想&個人的採点①

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先日のM-1グランプリ2017はレベルが高く、面白かったですね。
私はその影響を受け、過去のM-1グランプリも見返しています。

ということで、今回はM-1グランプリ2010の感想と個人的な採点を書いてみました。
よければご覧ください。

※2017年現在の価値観では語らず、放送当時に抱いた感想を思い出して書くように努めました。なぜなら笑いは時代と共に変化するため、今の価値観で評価するのは正しくないと思うからです。

※参考までに、プロの審査員の得点も記載しています。

 

ファーストラウンド 1~3組目
(カナリアジャルジャルスリムクラブ)

 
 
①カナリア「ドレミの歌ゲーム」 88点
(審査員: カウス80 宮迫88 渡辺85 大竹87 南原86 松本85 紳助81)

まず、最初の靴のくだりは必要ないどころか、無い方が良いと思った。

というのも、安達(黒髪の方)のツッコミにより、「安達=ボケ」だとインプットされてしまったから。

その後のドレミの歌で安達はボケに回るため、このくだりは混乱を招いたと思う。

なお全体を通して見ると、「お笑いレベル上位の安達が次々にボケを繰り出して、お笑いレベル低位のボンの反応を楽しむ」という状況を笑えば良いのだ、と一応の解釈ができたが、初見でわかるはずもない。

視聴者の多くはそれまでカナリアを見たことが無かっただろうから、この構造はほとんど伝わらなかったと推察される。
 

ただ大きく気になったのはそれくらいで、「ソは疎開先で … ファイティングポーズ!」「(ボン溝黒も)レンコンアレルギー♪」等、かなり面白いボケもあった。

ボン溝黒の「レンコンアレルギー♪」以降はしぼんでしまった印象だが、少なくとも紳助に酷評される(「ダメ出しはやめようと思うので、コメントがない」)ほどは酷くなかった。

基準の85点にトップハンデ+3点(会場が暖まっておらず、笑いをとりにくいため)をいれての88点とする。
 

 
②ジャルジャル「コンビニ」 89点
(審査員: カウス79 宮迫90 渡辺87 大竹89 南原88 松本87 紳助86)

まず思ったのは、衣装が凄く良い!ということ。
2人ともお揃いかと思ったら、ズボンの長さだけ違うというセンス。

昔、島田紳助がNSC(吉本興業の養成所)でお笑いの講義をしたことがあるが、その際も「まず衣装を工夫せなあかん」と言っていた。

その理由は「インパクトを残すため」であり、今回のジャルジャルもその点が工夫されていたのは流石だなと思った。

ネタについては、「これは漫才か?」という議論が出てもおかしくなかったが、私自身はその点は気にならなかった。

逆に、「えっ?」(後藤の、ボケを初めて聞いたかのようなリアルな驚き)、「たっ!」「むっ!」等(最後の短い言葉のたたみかけ)の大きく2回の爆発要素があり、良い漫才だと思った。

ただ、もう1つ爆発があれば90点台に乗せたと思うので、その点は惜しかった。
 
 
③スリムクラブ「人違い」 91点
(審査員: カウス94 宮迫91 渡辺88 大竹91 南原93 松本96 紳助91)

時間切れが怖くないんか?と思うくらい喋らなかったことが、斬新な衝撃だった。

通常の漫才において、ボケの存在は、漫才という土壌の上で一部受け入れられながら進んでいくように思う(それこそ、1つ前のジャルジャルが演じたように、ツッコミ側が「リアルに初めて聞いた感じ」になることはまずない)。

しかしこのスリムクラブの漫才では、「街中で変な奴に絡まれた時の間」がリアルに再現されており、それが1つのネタとして披露できるまでに昇華されていた。
この新しいスタイルの完成は、それだけで評価に値するものと考えられた。

なお私の採点では、この新スタイルは評価したものの爆笑につながるネタかという点で疑問符がつき、90点台の前半に落ち着いてしまった。
 

■続き(ファーストラウンド 4~6組目)
M-1グランプリ2010 感想&個人的採点② (銀シャリ、ナイツ、笑い飯)

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(日本語) kanren_kijishita

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