涼宮ハルヒの憂鬱(谷川流/著)の感想

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涼宮ハルヒの憂鬱(谷川流/著, 2003年)を読みました。
その感想を書いてみたいと思います。
※一部ネタバレを含みます。

<あらすじ>
何の変哲もない人間である主人公キョンが、高校入学と同時に「ただの人間には興味がない」涼宮ハルヒと出会ってしまうお話。

普通なもの・普通なイベントばかりのこの世界に辟易したハルヒは、ある日、SOS団(=世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)という私的団体を設立してしまう。

無理やり団員にさせられたキョンは、同じく団員となった無口な文芸部員・長門有希、萌えキャラの上級生・朝比奈みくる、爽やか転校生・小泉一樹とともに、様々な事件に巻き込まれていく。

第8回スニーカー大賞 「大賞」作品。
 

<感想>
私はこの小説には、以下4つの魅力があると感じました。

① リア充な青春時代を疑似体験できる
② SF要素もある
③ 女性キャラが粒ぞろい
④ 主人公のワードセンスが抜群

 

 
① リア充な青春時代を疑似体験できる

主人公のキョンが所属することになったSOS団は、男2・女3の計5人の集団です。

常に男の人数が多くなる理系男子として育った私にとって、その男女比はリア充そのもの。
つまりキョンに感情移入させるだけで、甘い青春を疑似体験できるのです!笑

なお作中の朝比奈さん(大)のセリフにより、「このリア充な青春もいつか終わってしまう」ことが示唆されるシーンがあります。

それがとても切ない…、でもだからこそ特別な日々として心を打つのですっっ!!

 
② SF要素もある

このお話で起こるイベントっていうのは、基本的にScienceがベースになっていることが多いです。
その点が、私のような理科好き人間の心をくすぐってくれます。

特に長門と朝倉の戦闘シーンなんかは、両者の会話の節々に理科用語が出てきて、分かるような分からんような気がするのがたまりません。

(余談ですが、両者のコミュニケーションが日本語である必要はあったのでしょうか? 宇宙語で喋れば済むような気が…。わざわざキョンに聞かせる必要もないでしょうし。)
 

 
③ 女性キャラが粒ぞろい

登場する女性キャラクターがとても魅力的で、冒頭の挿絵を見るだけでも楽しいほどです笑

メインの女性キャラは3人(ハルヒ、長門、みくる)いますが、最低一人はきっと好きになれます。

ちなみに私は、何てったってみくるちゃん推しです。
(最初は「長門も良いな」とか思っていたのですが、後に新世紀エヴァンゲリオンを見て、「綾波の劣化じゃないか」としか思えなくなってしまいました。長門推しの方、ごめんなさい。)

みくるちゃんは、(仮に)付き合えたとすると色々ポンコツで面倒臭そうだったりもするのですが、外から見てる分にはその一挙手一投足がいちいち可愛いです。

 
④ 主人公のワードセンスが抜群

一人称で語られるキョンの言葉選びが最高です。

冒頭の出だし「サンタクロースをいつまで信じていたか…」は一般的にもそこそこ有名になりましたが、個人的には「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった。」に匹敵する程の名文だと勝手に思っています。

それ以外にも、理科系の知識をふんだんに活かした例えツッコミはとても魅力的です(詳しくは読んでみて下さい笑)。 

このワードセンスにより、長いスパンでの面白さ(=筋書き・脚本)だけでなく、短いスパンでの面白さが小説に加わっており、スニーカー大賞に即決されたのもうなずける名著となっています。

 
以上が感想となります。
よろしければ是非読んでみてください!

 

(日本語) kanren_kijishita

(日本語)

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