音楽(ピアノ)

サルでもわかる和声記号④

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これまで、第1回第2回第3回の3回に渡って、和製記号の意味を解説をしてきました。

今回は備考として、和製記号に関連する情報や注意事項を記載します。

備考1. 調をアルファベットで略記
備考2. V7とVIIの区別


 
備考1. 調をアルファベットで略記
 
このブログの他記事()でもそうですが、「へ長調」や「ニ短調」などを、「F」「d」などのアルファベットで略記することがよくあります。

この場合、主音をアルファベットの種類で、長調/短調を大文字/小文字で表します(※1)。
 
主音については以下の通り、ドレミファソラシド(日本語のハニホヘトイロハ)を表す記号がドイツ語でCDEFGAHCなので(※2)、例えばト長調ならG・ト短調ならgとなります。
 
 
イタリア語 ドレミファソラシド
日本語   ハニホヘトイロハ
ドイツ語  CDEFGAHC
(英語)    CDEFGABC
 
 
また主音について、#(シャープ,嬰)だとis、♭(フラット,変)ならesを追加します。
例えば嬰ハ長調ならCis、変ト長調ならGesです。
ただしEes,Aes,Hesになってしまう場合は、それぞれEs,As,Bと表記します(※3)。
 
 
※1 これ以外にも、C dur/C moll または C major/C minor (それぞれドイツ語または英語での、ハ長調/ハ短調)という記載で、長調/短調を表す場合もあります。

※2 英語だとCDEFGABCなので、ロ長調をBで表す場合もあります。

※3 ※2と関連しますが、Bはドイツ語では変ロ音(♭シ)、英語ではロ音(シ)なのです。
Bと書いてある場合はとてもややこしいのですが、音符と照らし合わせて言語を判断ください。
 
 
備考2. V7とVIIの区別

既にお気づきの人がいるかもしれませんが、V7とVIIの音は同じです。
実際にこの音が出てきたら、どちらだと解釈すれば良いのでしょうか?

結論から言うと、ほぼV7(Vの派生和音)と考えて差し支えありません。

逆にVIIと解釈すべきなのは、対象の和音を挟んで規則的に3和音の進行が繰り返されるような場合(例:IV→I→III→VII→II→VIなど)のみかと思いますが、ほとんどないと思います。
 
 

いかがでしたでしょうか。
和声記号の解説記事はここまでです。

お読みいただき、ありがとうございました。




 

■実際の曲での和声分析例
「インベンション 第4番 BWV 775」(バッハ 作曲)
「花のワルツによるパラフレーズ」
「ソナチネ 第1楽章」(ラヴェル 作曲)

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