お笑い賞レース感想

キングオブコント2008 感想&個人的採点①

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※補足はこちら(本ブログ内の、お笑い賞レース感想&個人的採点全般についての補足)
 

Aリーグ(TKOバッファロー吾郎ザ・ギース天竺鼠
 

 
①TKO「合コン」83点
(芸人審査: 368点)

全体的にまとまっていたとは思うが、個々のボケの質が低く並列的で、ネタ時間全体の中で笑いが加速していく感じが無かった。

正直私にとって、思わず吹き出してしまうようなシャープなボケは、水筒のくだりだけだった。
彼らの芸風なのだろうが、このように浅いボケを多用された場合、見る人によっては全く笑いが起きないということがあり得る。
そういう人からすれば、彼らを「お笑い芸人」と呼んでいいのかすら怪しくなってくる。

トップのハンデを差し引いても、出来の良いネタとは言い難かったように思う。
 

…とまぁ散々書いたのだが、数多くの芸人の中から決勝8組に残っている時点で、玄人から評価されてることは間違いないのだけれど。
 
 
②バッファロー吾郎「闇の帝王」 86点
(芸人審査: 460点)

会場は物凄く湧いていたようだ。
彼らが、芸人審査員の大多数を占める吉本興業の大先輩であったためというのは、少なからずあるだろう。
しかし実際のところとしても、良いネタだったように思う。

TKOと似て個々のボケはベタなのだが、バッファローの方がTKOより “笑いやすい” 雰囲気があったのが良かったように思える(審査員的にホームの空気だったことを差し引いても)。
具体的には、TKOは「しっかりネタやるから集中して見てね」という感じだが、バッファローは「バカやるから気楽に見てね」という感じだ。この違いはかなり大きかった。

なお、ドラマをほぼ見ない私としては、市毛良枝さんをはじめとする女優の名前を並べ立てられても、ピンとこなかったというのは正直あった。
また、時間の制約からかもしれないが、2人の喋りが速すぎて追いかけるのに疲れたのもマイナス点だった(聞き取れないほどでは無かったが)。
 
 
③ザ・ギース「卒業式」 93点
(芸人審査: 400点)

本当に素晴らしい。感動的ですらあった。

特に最後のオチで、「”祝”になってる。先生ありがとう!!」のようにせず、「”祝” …に見えなくもない。」としたのが抜群に良かった。
というのも、玄人であれば”祝”を見た時点で「あぁ、こういう綺麗なタイプのオチね。」とどこか冷めた目で見ると思うが、それとコント内の学生との間に温度差が出ることを避けられたためだ(前者であれば、コント内の学生は「ありがとう!!」と熱い)。

また、「プレスをかける」「きっちりマーク」等のサッカー用語と掛ける各くだりから、「体育館の下の窓から風スースーさせる」といったあるあるまで、各ボケの質も高かった。

強いて良くなかった点を挙げるとすれば、早口で聞き取れない箇所があったことと、「お前の判断に任せる」を全く同じフレーズで2回かぶせたところ(何か少しでも変化がほしい)くらいか。

これでAブロックを勝ち上がれなかったのは、少し可哀想に思った。
 
 
④天竺鼠「結婚式」 88点
(芸人審査: 388点)

良いネタだった。
構成という意味ではボケが並列的だったが、1つ1つのボケの裏切りが強く、笑うスイッチを一気にONにされてしまった感じだった。

川原の世界観が魅力的だし、ところどころ入ってくる瀬下も役どころに沿ったツッコミが的確にできていて、上手いなと思った。

ただ1つ気になったのが、冒頭の「天竺鼠のコント: 結婚式」という宣言はどうしても必要なのか?ということ。
普段の劇場ではそれでやっていたとしても、「キングオブコントだから、コント以外あり得ないだろう」と思ってしまった。
その宣言がメタな伏線であれば別なのだが、そうでもないからなぁ…。
 

■続き(Bリーグ)
キングオブコント2008 感想&個人的採点②(チョコレートプラネット、ロバート、バナナマン、2700)

■その他の賞レースの感想
お笑い賞レース 感想&個人的採点まとめ

 

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