お笑い賞レース感想

キングオブコント2012 感想&個人的採点①

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※補足はこちら(本ブログ内の、お笑い賞レース感想&個人的採点全般についての補足)
 

1stステージ前半(さらば青春の光銀シャリトップリードうしろシティ

 
 
①さらば青春の光「ボッタクリバー」 88点
(芸人審査: 862点)

悪くはなかったが、最初のボケである「桁を読み上げるくだり」で時間をとりすぎていたように思う。

あれでも実際の桁の変化よりだいぶ省略されていたので(以下※1参照)、彼らとしても尺を気にして実際より短くしたのだろうが、それでも長かった。

計ってみると、コントの開始~桁の読み上げ終了(200那由他)までに、1分10秒近くかかっている。

これはネタ時間の4分から見てかなり勿体ないし、早めに世界観を作るべきという意味でももっと短縮すべきだったか。
 

また、結果的に200那由他まで読み上げるところで驚きのピークが来てしまい、それに続く「桁絡みのボケ」が最初の驚きを超えられなかったのも痛かった(「おつまみ安っ!」は良かったが)。

なお余談だが、筆者はたまたま数学が好きで桁の変化を全部知っていたので、その点でも驚きが少なかった。

基準の85点にトップハンデ+3点をいれての88点とする。

※1 補足: 実際の桁の変化と、さらばのネタ中の桁の変化

<実際の桁>
兆(ちょう)→京(けい)→垓(がい)→秭(じょ)→穰(じょう)→溝(こう)→澗(かん)→正(せい)→載(さい)→極(ごく)→恒河沙(ごうがしゃ)→阿僧祇(あそうぎ)→那由他(なゆた)

<さらばのネタ>
兆→京→垓→穰→澗→正→極→恒河沙→阿僧祇→那由他

 
 
②銀シャリ「結婚の挨拶」 87点
(芸人審査: 754点)

前半からボケを多めに入れ、さらに橋本のツッコミで広げていたので、かなり笑えた。

特に、「直木こうへいです」のくだりは好きだった。

また「僕が警察です!」のボケ&天丼なんかは、スベるリスクもふまえた上で、オリジナリティを発揮すべく勝負に出たような気がして、格好良いなと思った。
 

ただ最後のオチだけが単純すぎて、どうしても点数を下げざるを得なかった。

ああいうクオリティのオチは、漫才なら全然許容されるだろう。

というのも、漫才は暗転ではなく、「どうもありがとうございました」と言って演者自体が現実世界に戻って終わらせる必要があるため、オチに激しいボケを使用できないからだ。

しかし、コントは暗転で落とせるので、もっと高いクオリティのオチでなければ勝負にならない。

そういう意味で、コント師・銀シャリとはまだ呼べない気がした。
 
 
③トップリード「コンビニ」 83点
(芸人審査: 711点)

構成はさすがだった。

最後、野球からコンビニに繋がったところは見事だと思ったし、「球が虎のように見えるー!!」も構成と相まって盛り上がった。

ただ、ネタ全体として笑うところが無さすぎた。
 

残念だった点は大きく2つあって、1つ目は彼らが勝負をかけた「邪魔」というフレーズがハマらなかったことだ。

これは言葉自体のパンチの弱さと、少しイラッとくる言い方だったことに起因するだろう。
 

2つ目は各場所でのエピソードがベタすぎたことだ。

彼らはそこで細かく笑いを重ねたかったのだろうが、結果的に観覧の女の子のみが笑い、芸人はほとんど笑っていなかった。
 

2本目に期待したい。
 
 
④かもめんたる「眼科」 86点
(芸人審査: 883点)

「面白い」というよりは、「表現にセンスを感じる」という方向に向かっていた。

そのため、個人的にはそれほど笑えなかったし、評価もしなかった。
 

ただ、コント全体を通してあそこまでやり抜いたのは、彼らのオリジナリティの表れという意味で良かったと思う。
 

また最後の「こっちがやだよー」のくだりは、2人とも斜めで平行になるポジションをとっており、図形として綺麗に見えた。

恐らく彼らの意図通りなのだろうが、そのような細かいところまで気を配ってネタ作りをしていることに感動を覚えた。
 

ちなみに、「こっちがやだよー」の後も少しセリフがあったが、「こっちがやだよー」でオチ(暗転)の方が良いと思った。
 

■続き(1stステージ後半)
キングオブコント2012 感想&個人的採点②(うしろシティ、しずる、夜ふかしの会、バイきんぐ)

■その他の賞レースの感想
お笑い賞レース 感想&個人的採点まとめ

 

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