お笑い賞レース感想

キングオブコント2016 感想&個人的採点①

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※補足はこちら(本ブログ内の、お笑い賞レース感想&個人的採点全般についての補足)
 
 

1stステージ前半(しずるラブレターズかもめんたるかまいたちななまがり
 
 
①しずる「突入」 88点
(審査員: 設楽90 日村92 三村88 大竹88 松本85)

結論から言うと、ボケが「誰もいない」の天丼だけであったため、あまり笑えなかった。

ただ彼らを擁護できる点も、少なくとも2つあった。

まず、トップ出番のため複雑なネタを持ってこれなかったこと。
そして、既に「しずる」が売れ切っているため、今までの彼らのコントには無い「新しいコント」を披露しなければならなかったことだ。

特に後者に関しては、最後のオチ(バックミュージックがかかり、2人が笑い合う)の斬新さにも現れており、ネタ全体で勝負に行っていたのよく分かった。

結果的には(オチも含め)やや盛り上がりに欠けたが、これは彼らが売れたことの代償とも言えるため、今後も新しい笑いを追求してほしいと思う。

基準の85点にトップハンデ+3点をいれての88点とする。
 
 
②ラブレターズ「野球拳」 91点
(審査員: 設楽92 日村84 三村82 大竹84 松本82)

最初の歌い出しのツカミもさることながら、そこからボルテージを下げることなく最後まで歌いきったのは素晴らしかった。

このような楽しい雰囲気を含むようなネタは、ともすればお客さんが冷めてしまう(=「何、勝手に盛り上がっとんねん」)リスクをはらんでいると思う。

しかし今回の彼らは、楽しい雰囲気を保ちつつも前半でテンションを上げきらないようにコントロールして、うまくお客さんのハートを掴み続けていたように思う。

途中のグレるシーンが良いアクセントになっていたり、最後は普通にジャンケンして終わるオチもハマっていたりするなど、工夫を積み重ねて完成度の高いネタにしていたのも好印象だった。
 
 
③かもめんたる「念」 93点
(審査員: 設楽89 日村90 三村88 大竹89 松本88)

何より、「念」という題材が素晴らしい。
「設定勝ち」という言葉はこういう時に使うのだろう。

ただ、最も良かった設定に限らず、その他にも秀逸な点がいくつかあった。

まずは、ボケのう大の「念」の演技だ。
いかにも「本当に『念』があれば有り得そうな動き」が演じられていたため、相当研究したのだろうと推察できた。

また、槙尾が発するツッコミワードの完成度も素晴らしい。
「指示待ち状態」「これ、お互いにとってマイナスだよ」「何か浴びせられた」など、どれをとってもそれ以上の言葉が無いくらいのハイセンスだった。

とにかく、ネタの練り上げ方が尋常ではないと思った。

ただ、オチだけはそれまでの盛り上がりに比べると裏切りが少ない気がしたため、やや残念だった。
オチが良ければ95点超もあり得たが、それは望めなかった。
 
 
④かまいたち「監禁」 94点
(審査員: 設楽90 日村93 三村92 大竹93 松本90)

題材は1つ(顔が落ちるマジック)だが、終始飽きさせない「魅せ方の工夫」と「センス」がネタ中に溢れており、秀逸なコントとなっていた。

特に「(カウントダウンのBGMの際に)顔が下がりきってしまう」というボケと、「下がりしろがなくなってんねん」というツッコミの、双方のセンスに脱帽した(今大会で最も面白かったくだりかもしれない)。

ここまでで一番の完成度のネタだと思ったため、最高点をつけた(かもめんたると比べると、題材自体の派手さが無かったため、そこまで点差は開かなかったが)。
 
 
⑤ななまがり「ナス持ち上げる時だけ、左利きの男」 89点
(審査員: 設楽88 日村89 三村85 大竹88 松本80)

オリジナリティー(世界観の独特さ)という観点では、上位に入っていたと思う。

ただ、もう少し展開の裏切りが欲しかったか(正確に言うと、裏切りはあるのだが予想の範囲を超えてこないことが多かった)。

また、ツッコミ側の演技がわざとらしすぎて、客として感情移入しにくかったというのも得点を伸ばせなかった原因かもしれない。
 

■続き(1stステージ後半)
キングオブコント2016 感想&個人的採点②(ジャングルポケット、だーりんず、タイムマシーン3号、ジグザグジギー、ライス)

■その他の賞レースの感想
お笑い賞レース 感想&個人的採点まとめ

 

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