お笑い賞レース感想

キングオブコント2019 感想&個人的採点①

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1stステージ前半(うるとらブギーズネルソンズ空気階段ビスケットブラザーズジャルジャル
 
 
①うるとらブギーズ「催眠術」 88点

この発想はなかなか出ないし、よくネタに昇華したな、ということでまず脱帽した。
展開の妙も沢山あったし、総じて非常に良い評価をつけるべきネタだと思った。
 

ただ一方で、出番の運が大変悪く、トップには向きづらいネタだとも思った。

また、途中で「同じ言葉を喋る」という設定が徹底されてないところがあるように思えた。
具体的にはあまりにも掛け合いが速くなりすぎた時に、チェックの服の方が黒い服の言葉に合わせて喋るのを忘れているような箇所が散見されたのは、頂けなかった。
笑いには大きく影響しないが、そのような細かい点も徹底してほしかったと思う。

もちろん、黒い側の言う言葉をきちんと客に通しつつ、なおかつチェックが同じ言葉を言ってることも伝えるという、非常に難しいボリューム調整を要するネタなのは理解しているが。
 

基準の85点にトップハンデ+3点をいれての88点とする。
 
 
②ネルソンズ「野球部」 71点

最後しぼんだなぁ…。
具体的には和田がキレて押し返すくだり以降で、もっと驚きがあればハネたはずだが、逆にそこから急にトーンダウンしてしまった感が強かった。
せっかく途中まですごく面白くなりそうな感じが続いていたのに、最後1分がダメなだけで全体の印象すらかなり悪くなってしまうのは、本当にネタの難しいところだし、ネタ作りの粘りどころなのだと思う。

ただ和田まんじゅうに関しては、今後バラエティーで露出が増えそうな感じがする。
ジャンポケの斎藤みたいな感じでいろんなところで使えるように思った。
(これまでもお笑い王決定戦などのネタ番組では出ていたが、一般的なバラエティではなかなかだったので)

つまり彼らのキャリアにとっては、点数はさておきキングオブコントでキャラを露出させられたのは、昨年とは段違いに良かったことなのだと思う。
 
 
③空気階段「タクシー」 81点

展開がすごく好きだった。
途中、そっくりな別のやつ(ヘチマ)が乗ってきたところから、次がどうなるのかが物凄く気になり、一気に引き込まれた。

ただそこまでの時間がかかりすぎたなぁという気持ちもある。
前半のオーソドックスなコント部分を短くして、早めに展開の妙を見せて観客を掴めれば、より高い点数があり得たのに勿体なかった。
 
 
④ビスケットブラザーズ「出会い」 79点

安定しており、早口で畳み掛けるくだりもミスなくよく決めていたと思う。
それでいて展開の妙もあり、オチもズバット決めて総じて面白かった。
 

ただ、3点ほどマイナスポイントがあるように思った。

1つ目は、基本的に「僕たちは思い出した」の天丼だけで、結局その方向以上の展開があまりなかったこと。

2つ目は、昨今流行りの新海誠のようなストーリーを持ち込んでいたが、2~3年前ならまだしももはや時代遅れのように思えること。

3つ目は、外見(カツラ等含む)が正直テレビ的に見続けたいとは思えなかったので、ネタの前提を崩さない範囲で改善の余地がありそうだったこと。
 

それでもなお、今田耕司に認められたことに反しない、充実のパフォーマンスであったことは間違いない。
 
 
⑤ジャルジャル「野球部」 84点

賞レース常連の安定・安心感と、ジャルジャルのシュールさが絶妙なバランスで混ざった傑作だった。
ジャルジャルのネタだから当然なのだが、後半に行けば行くほど爆笑が生まれていた。

途中の「天井が、穴だらけで、」等の言葉のセンスも秀逸だった。

こんな大舞台で堂々と演じられるというのは、今までのキャリアと経験が自信になっているからなのは間違いない。
過去のM-1で何度も活躍してきた(&栄冠には届かなかった)ことも、今回彼らが適切な力の抜け具合で臨めた大きな要因の1つなのだろう。
 

■続き(1stステージ後半)
キングオブコント2019 感想&個人的採点②(どぶろっく、かが屋、GAG、ゾフィー、わらふぢなるお)

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お笑い賞レース 感想&個人的採点まとめ

 

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