お笑い賞レース感想

M-1グランプリ2008 感想&個人的採点③

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※これまでの記事
 M-1グランプリ2008 感想&個人的採点① (ダイアン、笑い飯、モンスターエンジン)
 M-1グランプリ2008 感想&個人的採点② (ナイツ、U字工事、ザ・パンチ)

※補足はこちら(本ブログ内の、お笑い賞レース感想&個人的採点全般についての補足)
 

ファーストラウンド 7~9組目
(NON STYLEキングコングオードリー)

 

 
⑦NON STYLE「溺れている子供を助ける」 87点
(審査員: カウス91 大竹90 巨人91 渡辺90 上沼95 松本93 紳助94)

オリジナリティも完成度も高い漫才であり、実力が拮抗した今大会で頭一つ抜けるパフォーマンスであったと思う。

NON STYLEと言えば、この大会の数年前から披露している「イキり漫才」(井上が “イキり=格好つけ” であることを、石田が揶揄する漫才)の印象が強かった。

正直その漫才は面白くないと思っていたので、今回大きく仕様変更されていた「戒(いまし)め漫才」には驚いた。
 

この「戒め漫才」の特徴は、一度のフリで2度ボケれるということ。

通常の漫才と比べると単純計算でボケ数を倍加できるこの新スタイルで、笑いを取りに取りまくり最終決戦を決定づけた。

個人的にも、トップハンデを除くと最高点となる87点をつけた。
 
 
⑧キングコング「ヒーローインタビュー」 82点
(審査員: カウス86 大竹87 巨人86 渡辺89 上沼90 松本86 紳助88)

序盤、まだ観客の心を掴んでいない段階から、梶原が動きすぎて正直うざかった。

これは、「勢い」(1つ前の M-1グランプリ2008 感想② のU字工事の感想を参照)がありすぎた、悪い例だと考える。

導入部はもう少し大人しめにして、観客を掴んだ時点で得意の動きを見せるべきだったと思う。
 

一方西野は落ち着いているように見えたので、「漫才としては中盤以降盛り返すかな?」と期待していたが、ネタ後半のボケが弱く、それに伴って西野も梶原と同じく空回り状態になってしまった。

そして最後には残念な仕上がりになったが、総括すると「ネタがまず面白くなかったが、演者の調子も良くなかった」というところか。
 

中田カウス師匠のコメントを引用するが、「ネタの選択に失敗したんちゃう?」というのがそのまま敗因だと言えた。
 
 
⑨オードリー「引っ越し」 90点
(審査員: カウス98 大竹92 巨人91 渡辺92 上沼92 松本95 紳助89)

キャラもスタイルも独特で注目に値するし、ボケのレベルは高いし、4分間をうまく使ってるしで文句なしの最高点。

特に構成に関しては、最後1分で前半のフリ(「ダム」「プレハブ」「エヘヘ」)をこれでもかと回収していく様を見ると、ネタ作りに対する「(いい意味で)狂気じみたこだわり」が垣間見えた気がした(回収した際の笑いは全てドッカンドッカンであり、非常に面白かったが)。

当時はもちろん知らなかったが、後にお笑い界を席巻することになる若林(ツッコミ&ネタ作成)のお笑いレベルの高さが、この4分間には凝縮されていた。
 

■続き(最終決戦)
M-1グランプリ2008 感想&個人的採点④(最終決戦: ナイツ、NON STYLE、オードリー)

■その他の賞レースの感想
お笑い賞レース 感想&個人的採点まとめ

 

kanren_kijishita



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