音楽(ピアノ)

簡単なのに忘れない、暗譜の手順③

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みなさん、こんにちは。
第①回第②回に引き続き、ピアノの暗譜の手順について書いていきます。
今回が最終回です。
 

6. 指使いの確定

ここからは実際の楽譜通り弾くのですが、まずは指使いを決めます。

先に指使いを決める理由は、弾きながら何となく指使いを固めてしまうと、最も弾きやすい指使いにならない場合があるためです。
またその場合、一度慣れてしまった指使いを後で変更するのは、とても大変です。
 

指使いを決める具体的な手順ですが、最初は楽譜の指示通りの指使いで弾いてみて、弾きにくいと思った箇所のみ他の指使いを試してみてください。
そして、その新しい指使いが弾きやすければ、そちらを採用してください。

(実際、原典版に近い楽譜の指使いは、ヨーロッパ人に合わせた指使いになっていて、日本人には弾きづらい場合が少なくないです。)

例えば私の場合、aパートの指使いは以下のように決定しました。


 

7. 和声を意識しながら、6回ほど弾く

6. 指使いの確定」で決めた指使いに沿って、楽譜通りに弾いてみます。

この時、自分が弾いている箇所の和声(「4. パートごとの和声分析」で確認したもの)を意識するようにしてください。
すると、それぞれの音の意味(和声音なのか、非和声音だがメロディーの繋ぎのための音か(後述の※備考を参照)等)を理解しながら弾けると思います。

6回ほど弾いて、指の動きや和声の遷移を記憶に定着させます。
(6回にする理由は、3~4回だとその直後は覚えていられますが、記憶の定着という観点で物足りないためです。ただし、定着のための回数には個人差があると思います。)
 

※備考: 繋ぎの音(経過音)
 繋ぎの音の例を挙げると、aパート2小節目の下図のような音です。
 和声音は♭シレファのみですが、和声音の間を繋ぐミやドが存在します(このような音を音楽用語で経過音と呼びます。非和声音には、経過音の他にもいくつか種類があります)。


 

8. 楽譜を見ずに弾く

最後に、楽譜を見ずに弾いてみます。

既に「7. 和声を意識しながら、6回ほど弾く」を終えた時点で、相当頭に入っていると思うので、難なく弾けると思います。

ただ、もし暗譜が曖昧な箇所があれば、楽譜に立ち返り、音の意味(和声音/非和声音)と共に覚え直しましょう。
※学校の暗記教科などでもそうですが、物事は意味をつけて覚える方が暗記の効率が良いです。
 
 

以上が暗譜の手順です。

特に5.~8.のプロセスを、全パートにかけて3回ほど繰り返せば、暗譜がより強固になると思います。
 

※なお、頭の中だけで想像して演奏することも、暗譜においてとても効果が高いです。
 特に社会人で朝と夜しかピアノに向かう時間がとれない等の場合は、昼休みに頭の中で曲をさらっておくだけでかなり違います。

※また、ある曲の暗譜作業をした直後に、別の曲の暗譜作業はしない方が効率が良いです。
 これは、脳が記憶を整理するのに時間がかかるためです。
 私の経験上、最低でも30分は間隔を開けた方が良いと思います。

以上、お読みいただき、ありがとうございました。

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