お笑い賞レース感想

お笑い王決定戦2018 グランドチャンピオン大会 感想&個人的採点②

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「そろそろ日曜チャップリン お笑い王決定戦2018 グランドチャンピオン大会」を見たので、感想と個人的な採点を書いてみます。
今回はその2記事目です。

※これまでの記事
第1ステージ前半(やさしいズ、タイムマシーン3号、ハナコ、ジェラードン)

※参考までに、公式得点も記載しています。審査員は、一般観覧客193人×1点 + 芸能人4人(井戸田潤、田中卓志、三浦理恵子、佐藤栞里)×2点で、計201点満点となります。
 

第1ステージ後半(アインシュタインスーパーマラドーナコマンダンテネルソンズ
 
 
⑤アインシュタイン「オラオラ系彼氏」 84点
(公式得点: 166点)

残念なことに、ちょっと伸びなかったなぁ。
理由として、ボケの質が低かったり、天丼が単純だったりとか色々あるのだが、一番大きいのは大阪でネタをする時の過激なボケが出せなかったことか。

もともと、彼らはもっと過激なボケがウケて、大阪でのし上がってきた。
例えば「もう、顔、捨てたろかな」というツカミなどだ。
正直私としては、そのくらい(もしくはそれ以上)の尖ったボケを連発してくれることを期待していた。

だが、東京で知名度も高くないということもあって、自重してしまったか(もしくは2本目に置いていたか)。
彼らの実力は本来こんなものではないが、とにかく大阪芸人が東京で売れるには一工夫いるな、というのを改めて感じさせられた。

ただ私の考察では、東京ではネタよりキャラが評価されやすいので、彼らは割と売れやすい位置にするとは思うが。

 
 
⑥スーパーマラドーナ「お金を返してもらう」 87点
(公式得点: 152点)

面白いと言えば面白いが、総じて「地味だな」という印象が拭えなかった。
ボケの精度が前後半であまり変わらなかったり、武智に追い詰められた田中の逆襲があっさりしていたり、平坦な展開に終始していた。

多分、もっと行き切らないと面白さは伸びてこないと思う。
 

ただ、擁護できる点はいくつかあって、まず4年連続M-1決勝進出というだけで相当ハードルが上がってしまい、常に爆笑を期待されてしまうのは酷だなぁと思う。

そして、今年のM-1で1ネタ使っているので、ハナコ・やさしいズ(両組ともキングオブコント決勝進出)を除く他の組より不利だったとも言えるだろう。

しかし、各賞レースの決勝まで行って中途半端な順位だと、ネタだけ消費して売れないという悲惨なスパイラルにはまってしまう。

面白いものを作り続けるのがプロと言えばそれまでだが、「特定の賞レースに絞り、勝負ネタ2本で勝ち切る」というのも、売れるために必要なのかもしれない。
 

 
⑦コマンダンテ「ヤンキーもの」 82点
(公式得点: 164点)

オリジナリティーはあったが、もっと爆発したかった。

あのゆったりしたテンポが彼らの売り(芸風)で変えられないならば、確実にボケの質をもっと高くしないといけない。
そうしないと、手数の多い他の組に、単純に笑いの量で負けてしまう。
1つの基準として、スリムクラブぐらいを目指すべきである。

ちなみに、当初ツッコミに見えた方が後半ボケとしてやり返す構成は、難易度は高いが最近のウケるネタの主流だと思う。
例えば、M-1グランプリ2015のタイムマシーン3号とか、(賞レースではかけていないが)かもめんたるのパン泥棒のネタなどがそれに該当する。
 
 
⑧ネルソンズ「放課後」 95点
(公式得点: 180点)

面白過ぎるのと、新しい発見があったのとで、文句なしに最高点に値した。
とにかく見てる間は爆笑に次ぐ爆笑だった。

「何が面白いのか」を考えるのがバカバカしくなるくらい笑ってしまったが、一応考察してみる(笑)。

1つ目は紹介VTRでも触れられていた和田まんじゅう(坊主)のキャラ+声だろう。
彼のセリフは、少しイントネーションを間違えるだけで、あの面白さが出せなくなる繊細さを有している。
そんなギリギリのところをついているから、仮に他の芸人に同じ台本を渡しても、絶対に再現できない。

2つ目は内村光良も指摘した「正義感の化物」という設定だ。
本当は「正しい」ということはボケにならないはずだが、それが行き過ぎるとボケになるという大発見である。
彼らは文字通り “化物” 級の新法則をお笑い界に投下してしまった。

こんな面白いトリオ、いたんだ。
今まで注目したことはなかったが、一夜にして私は彼らの虜になった。
 

以上が1stステージの感想&個人的採点となり、その得点で決めた順位は以下の通りです。
なお、実際には私が選定した1,2位とは異なる2組が決勝ステージに進出したため、私の中での最終順位も以下となります。

1. ネルソンズ     95点
2. ジェラードン    89点
3. やさしいズ     88点
3. タイムマシーン3号  88点
5. スーパーマラドーナ 87点
6. ハナコ       86点
7. アインシュタイン  84点
8. コマンダンテ    82点

また、この時点での公式結果は以下の通りでした。

1. ネルソンズ     180点(決勝進出)
2. やさしいズ     179点(決勝進出)
3. タイムマシーン3号  169点
4. アインシュタイン  166点
5. コマンダンテ    164点
6. ジェラードン    156点
7. スーパーマラドーナ 152点
8. ハナコ       151点

 
■続き(決勝ステージ)
お笑い王決定戦2018 グランドチャンピオン大会 感想&個人的採点③(やさしいズ、ネルソンズ)

■その他の賞レースの感想
お笑い賞レース 感想&個人的採点まとめ

 

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