お笑い賞レース感想

R-1ぐらんぷり2016 感想&個人的採点③

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※これまでの記事
· R-1ぐらんぷり2016 感想&個人的採点① (エハラマサヒロ、小島よしお、シャンプーハットこいで、サンシャイン池崎)
· R-1ぐらんぷり2016 感想&個人的採点② (ハリウッドザコシショウ、おいでやす小田、横澤夏子、ルシファー吉岡)

※補足はこちら(本ブログ内の、お笑い賞レース感想&個人的採点全般についての補足)
 

Cブロック (厚切りジェイソンゆりやんレトリィバァとにかく明るい安村マツモトクラブ)

 
①厚切りジェイソン「ことわざ」 87点

日本人の盲点を絶妙についており、そのクオリティは前回の漢字ネタよりも上がっていた。
特に「七転び八起き」や「蛙の子は蛙」は、普段全然意識せずに使っていたが、このネタを見た今となってはおかしくて仕方がない。

一方で、日本の文化を否定しているようにも聞こえてしまい、ネタの100%を笑いとして受け入れることはできなかった。
これは私の心が狭いだけかもしれないが、外様に厳しい日本のムラ社会としての潜在意識がそうさせたのかもしれない。
どうにかその点を乗り越えてくれると、もっと良いネタになる気がした。

また、最後のオチ(負けるが勝ち)は、あれほどまでに尺をかけてやるべきではないと思った。
それまでのツッコミが絶妙だった分、かえって「最後それ?」という尻すぼみ感が出てしまった。
 
 
②ゆりやんレトリィバァ「落ち着いていきや」 55点

構成はそれなりに考えられていると思ったが、大前提として、このネタは「誰が」「どこで」笑えば良いのか。

ネタっぽく披露されてはいたが、単にゆりやんの自己満足(何となくやってみたかっただけ?)に付き合わされた感が否めなかった。
 

そもそもこのネタに限らない話だが、ゆりやんレトリィバァを芸人以外で評価している人がいるのだろうか(芸人が評価しているのは何となく知っている)。
少なくとも私(会社員)の職場では、ゆりやんが好きという人を見たことがない。

できることなら、プロだけではなく素人を唸らせるネタも作ってほしいものだ。
 
 
③とにかく明るい安村「高校野球」 72点

これもゆりやんに続き、盛り上がりに欠けた。

最も良くなかった点は、全体の大まかな構成が客席に浸透しないままネタが進行したことだ。
具体的には、「STEP 1」「LESSON 1」が何なのか、どちらがどちらを包含するのか(どちらがより大きな”くくり”なのか)が、わかりにくかった。

こちらも辛口コメントになるが、「そもそも、これが決勝に上がってくるネタか?」と思った。

実際に安村は、このR-1ぐらんぷり2016の予選において一度3回戦で敗退したが、その後追加合格してギリギリ準決勝に上がったほどである。
なぜこれが準決勝まで通ってしまったのかは、正直疑問でしかない。
 
 
④マツモトクラブ「電車にて」 89点

凄く良いコントに思えたが、これは前の2人が面白くなさすぎただけと思われるので、慎重に採点した。

「まぐお…」は面白かったが、最後の「まさお…」「いやそれ以外」のオチは、見ている側が恥ずかしくなるくらいベタで質が低かった。

ただ、いろんな再会のパターンをひねり出していたことや、音響と速いテンポで完璧に掛け合っていたことなど、随所に努力の後が見られたので非常に好感を持った。

もしかするとマツモトクラブについて、「自分でセリフをほとんど発しないから、噛まないし楽だよね」と思っている人もいるのかもしれない。

しかしマツモトクラブのネタでは、自分一人で喋る漫談とは異なり、精神や体調の状態に関わらず一定のテンポで喋って音響と合わせる必要がある。
その難しさを考えると、決して楽ではないものと私は推察する。
 

ということで私としては、Cブロックはマツモトクラブが最も良かったです。
ちなみにプロの審査員の評価は以下の通りです(1人3票制、視聴者投票もあり)。

1位 ゆりやんレトリィバァ 8票(板尾2 寛平2 ヒロミ1 清水1 視聴者2)
2位 厚切りジェイソン   5票(関根2 ヒロミ1 寛平1 視聴者1)
3位 マツモトクラブ    4票(ヒロミ1 視聴者3)
3位 とにかく明るい安村  4票(清水2 関根1 板尾1)
 

■続き (Final Stage)
R-1ぐらんぷり2016 感想&個人的採点④ (Final Stage: 小島よしお、ハリウッドザコシショウ、ゆりやんレトリィバァ)

■その他の賞レースの感想
お笑い賞レース 感想&個人的採点まとめ

 

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