お笑い賞レース感想

R-1ぐらんぷり2019 感想&個人的採点①

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※参考までに、記事末尾にプロの審査員の評価(公式結果)も記載しています。
 

Aブロック (チョコレートプラネット 松尾クロスバー直撃 前野悠介こがけんセルライトスパ 大須賀)
 
 
①チョコレートプラネット 松尾「一休IKKO」 83点

さすがベテランという感じで落ち着いて演じ切り、トップから盛り上げてくれた。

ただ、たまたま観覧客が松尾にとって相性が良かっただけで、本来ここまでウケるべきネタではなかったように思う。
 

まず、そもそも大事だと言って確認した「虎はオスだ」という前提を無視して、保湿だのファンデーションだのと言っていたのが、すごく気になった。
決勝の舞台で勝負するには、そのような細かな整合性もとれたネタに仕上げるべきである。

また他にも、「ホント」のくだり等は、かけた尺に比べて面白みが少なかったので残念だった。

基準の80点にトップハンデ+3点をいれての83点とする。
 
 
②クロスバー直撃 前野悠介「動体視力」 85点

設定の斬新さ(動体視力)や、「実印」を天丼させる箇所など、随所に見せつけたセンスの高さは流石(さすが)だった。
(もちろんそれは、過去のオールザッツ漫才の活躍などから、既に十分証明されているのだが。)

ただ結果的に、そのセンスは「笑い」よりも「感心」の方向に向かってしまい、笑えなかった。
また、最後のメルカリのくだりも、わざわざ別コーナーにするほど意外なコメントが書かれていたわけでもなかった。
 

ただ、彼にとっていくつか不運があったのも確かで、まず観客の「オー」という感心がうるさかった。
そういうネタなのは2つ目のボケくらいで十分わかるだろうから、その後もいちいち声を出すなよと思った(まぁ、その点は彼も覚悟の上かもしれないが)。

またテレビ視聴者目線で言うと、もう少しズームして製作物を撮してくれないと、かなり見えづらかった(これはテレビ局側の問題である)。
 
 
③こがけん「潜在能力を引き出すマイク」 90点

だいぶ昔に「人志松本の好きなものの話」で、千原ジュニアが推しているのを見ていたので、芸自体は知っていた。
ただその時は、「カラオケ芸」という紹介からのネタだったので、ピンネタになった時にどうやってその芸まで自然に持っていくのか、すごく気になっていた。

蓋を開けてみると、「潜在能力を引き出すマイク」という最高の設定を見つけ出し、芸まで違和感なく持っていけていた。
芸自体の円熟度は既にコメント不要な水準だと思うので、とにかく設定によって、彼は一気に高みに上がれたと言える。
 

ただ、依然として客の反応が気になる。
「100万もしたからなぁー」に対して「エーッ!!」て、そんなわけないやん、ネタやんって思う。

観覧客については、若い女の子だけでなく、お笑いを見慣れたファンを一定数入れておくべきだろう。
そうでもしないと、「エーッ!!」や「オーッ!!」の度に、コアなファンが離れてしまう。
この辺りは、来年以降の運営の対応に期待したい。
 
 
④セルライトスパ 大須賀「父親になって思うこと」 88点

センスが抜群であることは、誰が見ても間違いないと言えるだろう。
特にスーパーカップ等は、本当に細かいところによく気づいたなと思う。

また、R-1という「うるさい・にぎやか」系の芸人が多いこの大会において、よく差別化を図れていたと思う。
 

ただ、各つぶやきが並列的だったため、どこで爆笑すべきかがイマイチわからず、その点は残念だった(相当良いネタだったことを承知の上だが)。
 

ということで私としては、Aブロックは こがけん が最も良かったです。
ちなみにプロの審査員の評価(公式結果)は以下の通りでした(1人3票制)。

1. セルライトスパ 大須賀    10票(文枝3 久本2 渡辺2 関根1 陣内1 友近1)
2. こがけん           7票(関根2 陣内2 友近2 久本1)
3. チョコレートプラネット 松尾 1票(渡辺1)
4. クロスバー直撃 前野悠介   0票
 

■続き
R-1ぐらんぷり2019 感想&個人的採点② (おいでやす小田、霜降り明星 粗品、ルシファー吉岡、マツモトクラブ)

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お笑い賞レース 感想&個人的採点まとめ

 

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