お笑い賞レース感想

R-1ぐらんぷり2019 感想&個人的採点③

更新日:

※これまでの記事
· R-1ぐらんぷり2019 感想&個人的採点① (チョコレートプラネット 松尾、クロスバー直撃 前野悠介、こがけん、セルライトスパ 大須賀)
· R-1ぐらんぷり2019 感想&個人的採点② (おいでやす小田、霜降り明星 粗品、ルシファー吉岡、マツモトクラブ)

※参考までに、記事末尾にプロの審査員の評価(公式結果)も記載しています。
 

Cブロック (だーりんず 松本りんす河邑ミク三浦マイルド岡野陽一)

 
①だーりんず 松本りんす「カツラ芸」 93点

2年前のR-1のアキラ100%のような、ある種の完璧さを見た気がした。

カツラ芸という誰もやっていなかった切り口。
1つ1つのパフォーマンスが終わった後になぜか流れる、スタンディングオベーション的な音楽。
パフォーマンス間のコメントの純粋な面白さ。

どれも勝ち上がるにふさわしい要素だったと思う。
(特にこれ以上の感想がない笑)
 
 
②河邑ミク「大阪へ」 88点

「演技上手いな、芸人というより女優だな」というのが率直な感想だった。
若いのに(調べたらまだ24才!?)、ネタは相当安定している。

ただ、1人コントとしての斬新さは特になかった。
もちろん、ある程度可愛い彼女のキャラが時々崩れたり、東京で大阪をディスるようなネタをかけていたために、一定のウケは確保していた。
だが新しい笑いでは決してなかった。

余談だが、このネタはこれまでにどの舞台でかけてきたのだろう?
関西でしかレギュラー番組を持たない彼女は、必然的に大阪を拠点にしているはずだが、大阪の劇場でこのネタをかけられるわけがないので、不思議に思った。
 
 
③三浦マイルド「広島弁 漢字ドリル」 90点

安定して面白く、センスや立ち回りという点では、特に指摘する箇所がなかった。

ただ、ボケをあれだけ量産できるなら、天丼や伏線回収などの手法を使って、ボケ同士が相互に関連する箇所をもっと作った方が面白いのになぁとは思った(「校長」のくだり位しかなかったため)。
 
 
④岡野陽一「風船」 94点

Aブロックの 前野こがけん の感想で言及した、観客の声(悲鳴の「エーッ!!」、感心の「オー!!」)に対する最適解を見た気がした。

多くの芸人が悲鳴を避けるようにネタを作るのに対し、彼は意図的に悲鳴を作り出すことで、盛り上がっているように演じられていた。

その点が「現代の笑いの潮流をふまえた新しさ」だと感じ、粗品に並ぶ最高点の94点をつけた。
今後このような方向に、一定数の芸人が流れる可能性がある。

また、シンプルに鶏肉を飛ばすという発想も素晴らしかった。
 
だが、一方でネタ作りという意味ではやや粗さが目立ち、鶏肉を実際に飛ばすシーンは時間の割に面白さが足りなかったと思う。
 

ということで私としては、Cブロックは岡野陽一が最も良かったです。
ちなみにプロの審査員の評価は以下の通りです(1人3票制)。

1位 だーりんず 松本りんす 8票(関根3 文枝2 久本2 渡辺1)
2位 三浦マイルド      6票(陣内2 友近2 渡辺2)
3位 河邑ミク        3票(文枝1 久本1 陣内1)
4位 岡野陽一        1票(友近1)
 

■続き (Final Stage)
R-1ぐらんぷり2019 感想&個人的採点④ (Final Stage: セルライトスパ 大須賀、霜降り明星 粗品、だーりんず 松本りんす)

■その他の賞レースの感想
お笑い賞レース 感想&個人的採点まとめ

 

kanren_kijishita



-お笑い賞レース感想

Copyright© ぜんかいブログ , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.