旅行記 書評

「深夜特急」シリーズ(沢木耕太郎/著)の感想  ※読むだけで海外旅行気分!

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「深夜特急」シリーズ(沢木耕太郎/著, 1994年新潮文庫初版)を読みました。

その感想を書いてみたいと思います。
 

 

<本の概要>
26歳の日本人男性である主人公が、香港・マカオ、東南アジア、インド、中東、ギリシャ等を経て、最終的にロンドンを目指す物語。

物語内では、主人公の一人称にて旅の詳細が語られていく。

なお、この物語の新潮文庫版は以下の6冊に分けられている。

深夜特急1-香港・マカオ-
深夜特急2-マレー半島・シンガポール-
深夜特急3-インド・ネパール-
深夜特急4-シルクロード-
深夜特急5-トルコ・ギリシャ・地中海-
深夜特急6-南ヨーロッパ・ロンドン-
 

<感想>
私は、本書を読んで大きく2つの事を感じました。

①お金・時間がなくとも、旅の気分を味わえる
②旅のネガティブな側面も意識できる

以下、①②の補足をしていきます。
 

 
①お金・時間がなくとも、旅の気分を味わえる

これは、本書を読む一番の意義ではないかと考えます。

本書は上記「本の概要」でも書いたように、様々な国・地域への旅行記となっており、「各地の様子(ただし、2017年から見ると数十年前)」や「主人公がその地を歩いて感じたこと」などが、詳細に記載されています。

そのため、実際にその地に行っていないにも関わらず、とてもお手軽に旅行気分を味わうことができます。

例えばこの小説のkindle版を購入すると、1冊432円(6冊で2592円、2017/10/08現在)で数分もあればダウンロードできますが、これほど経済的・時間的に割安な海外旅行はないのでは、と思います!
 

 
②旅のネガティブな側面も意識できる

私は本書を読む以前、「お金や時間が十分にあって旅を楽しめれば、どれだけ楽しいだろうなぁ」と思っていました。

しかし、本書では旅の楽しい部分だけではなく、旅のネガティブな側面(旅を続ける中で主人公が感じた恐れや、主人公が抱いた負の感情)にも触れられていました。

これは、旅を良いものとだけ捉えていた自分を冷静にさせてくれ、「しばらく国内で仕事を続けていくしかないが、それはそれで良いかな」と思えるようになりました。

また、このネガティブな側面の記述によって、この旅行記はよりリアルなものとなっているため、本当に旅に出ているような感情がより強く得られるのではないかとも考えます。

 
以上が感想となります。

忙しくて中々旅行に行けない方は、是非手にとって頂ければと思います。

現実から離れてリフレッシュできますよ!

 

※本ブログの筆者が書いた国内旅行記もあります↓
新潟旅行記
大津旅行記
三宅島旅行記

 

kanren_kijishita



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