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四月は君の嘘(原作: 新川直司、制作: A-1 Pictures)の感想(裏=★激しいネタバレ含む★)

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「四月は君の嘘」(原作: 新川直司、制作: A-1 Pictures)を見たので、先日以下記事で感想を書きました。

四月は君の嘘(原作: 新川直司、制作: A-1 Pictures)の感想

実は上記記事では、ネタバレを考慮して書けなかった感想がいくつかありました。
そのため、今回は激しいネタバレを含めた本気の感想を書きました。
その点ご注意いただいた上で、お読み頂ければと思います。

※原作ではなくアニメを見た感想です。また、見たのは2年ほど前です。例外的に書評カテゴリで記事を書いておりますm(__)m


1. あらすじ

中学3年生の主人公・有馬公生は、かつて幼いながらも天才ピアニストと称されていたが、ある出来事を機にピアノの音が聴こえなくなり、演奏からも遠ざかっていた。

そんな中3の春、彼は同学年のヴァイオリニスト・宮園かをりと出会う。彼女の明るく積極的な性格に振り回されながらも、この出会いをきっかけに彼はまたピアノに向かい始める。

2. 感想

ストーリー面と音楽面について感想がそれぞれあるので、分けて書きます。

2.1. ストーリー面

2.1.1. 生きてるうちに思いを伝えろ!!

かをりちゃん、死んでから手紙で好きとかいうなーー!!
生きてるうちに言わんと…。

そもそもなぜ死後に手紙で伝えるというプロセスを経たのか、理解に苦しむ。
ただ「かをりちゃんが引っ込み思案すぎて、死期が迫っても傷つきたくないというのがあった」という推察は「陳腐!!」だろう。

思うに、かをりちゃんはギリギリまで生きることを諦めてなかったのではないだろうか。

「有馬公生と一緒になること」が彼女の唯一の “生きる希望” であり、変な形で告白してそれを絶やすとその時点で死んでしまうため、それを避けるのが重要だったのだと思う。
手術が成功して生き続けられれば、そこで改めて告げたのだと考える(だが死んだ時のため,一応手紙も書いた)。
 

2.1.2. 昇天すんのかいせんのかい。

後半、かをりの体調が悪くなりながらも、何度となく「結局は生き延びそう」なシーンが含まれていた。

例えば、19話で彼女がリハビリを頑張っていたり(感動的!)、20話の最後で容態が急変しながら21話では会話できるレベルに回復していたりしたところだ。

なのに… 「死ぬんかい…」(乳首ドリル風)

正直、生きると思っていたため、最終話を観て3日間くらいは立ち直れなかった。
(会社に「かをりロスト」休暇を申請しかけるところまで行った。)

お願いだから、「アゲイン」してくれよ…。

そして、その後の手紙のシーンで流れるエンディング曲の「キラメキ」、泣けてまうやろ~(←チャンカワイ?)。
アニメ序盤では何も気に留めてなかったが、こんなに心に刺さるなんて…。
 

キラメキ
wacci
2014/10/08 ¥250

※三角ボタンで視聴できます(音が出ます)。
 

2.1.3. 斉藤先輩、イケメンすぎる。

誰やねん、って思った方もいるかもしれない。
澤部椿の元彼(1個上の野球部の先輩)だ。

15話の椿の振り方が、マジでイケメンすぎる。

「俺さ、好きな人ができたんだ。(中略)しんみりしたの柄じゃないしさ、らしく別れようぜ。」

椿が自分に気がないことを悟っていながら(=自分が失恋した)、椿を傷つけないように配慮する先輩。
こんな男に、私はなりたい。



2.2. 音楽面

2.2.1. 絵見の「響け!」に心を揺さぶられる。

8話の井川絵見の思いに、心を揺さぶられた。
実際のピアノ演奏でもそうだが、感情がこもったパフォーマンスは見ていてわかるし、そうでないものとは一線を画す。

ちなみにこのシーンに対して、「ピアノ以外のことをそんなに考えながら、よく弾けるね」と思う人もいるかもしれないが、それはこのレベルならできるはず。
というのも、技術的な部分はそれまでの練習で散々叩き込んでおり、特別意識しなくてもうまく表現できる水準まで持ってきているからだ。
またそもそも、これほど速い曲を音楽的に細かく考えながら弾くの、多分無理…。

また、絵見のこの曲(木枯らし)は私も弾いたことがあるが、高速な右手で2つの旋律を同時に奏でているため、それを分離して聴こえるように弾くのが本当に難しい。
 

2.2.2. ピアニスト(≒演奏家)の醍醐味が描かれている。

アマチュアピアニストの私が、非常に共感を覚えたのが、18話の公生と凪の連弾シーン。

ピアノを弾いてると、練習したところでどうにも弾けそうにない、という技術的な壁にぶち当たることがよくある。
でも、先が見えないなりに何度もチャレンジしてると、なぜかいきなりできるようになる時がある。

それ自体も大きな喜びだし、それを繰り返して辿り着いた舞台での演奏後の拍手は、感無量という言葉では足りないくらいだ。
 

ちなみに私事だが、このアニメは、高3でピアノをやめた私がもう一度弾き始めるようになった1つのきっかけでもある。
登場人物たちに刺激を受け、美しくも難易度の高いピアノ曲たちに対して、以前より本気で挑戦したいと思ってしまったのだ。

それ以来、今日まで1年半ほど弾き続けている。
 

以上が本気の感想でした。
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